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巨大な滑車に取り付けられた大数珠を回転させながら念仏を唱える、全国的にも珍しい百万遍念仏です。
県指定無形民俗文化財「世附の百万遍念仏」は約600年前から伝承されているという念仏信仰で、毎年2月15日から17日まで山北町世附の能安寺で行われていましたが、三保ダムの建設に伴い、現在では山北町向原に移転された能安寺で行われています。
大数珠は丹沢の水桃木で作られ、長さ9メートル、数珠の数は302個を数えます。滑車は梯子のような枠にかけ、数取りと称する古老が数珠の回転数を数え、それを取り囲むように念仏衆が念仏を唱えます。
念仏が終わると獅子舞など神楽が始まります。これは百万遍念仏に付属したものではなく、いつからか同時に行われるようになったものだと考えられます。
全ての行事が終わると浄め祓いの舞(悪魔祓い)が行われます。獅子舞が幣束を持って、世附地域の全戸をお祓いをしながら周り、最後に幣束を大口橋から流します。
道場の天井には山から刈り取ってきたスゲ草で縄を作り、赤・白・青・黄・黒の5色の小さい幣を吊り下げ、しめ飾りを天井いっぱいにはります。このしめ縄を家に持ち帰り、戸口にかけると厄病除けになるといわれています。
日程 | 2月11日(土) 13:00~14:00 念仏奉唱 14:00~15:30 神楽 2月12日(日) 10:00~12:00 念仏奉唱 13:00~14:00 念仏奉唱 14:00~15:30 神楽 15:30~16:00 カガリ(念仏奉唱) |
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場所 | 能安寺 JR御殿場線東山北駅下車3分。 |
お問い合わせ | |
ホームページ | http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=1986&frmCd=4-6-0-0-0 |
世附の百万遍念仏 | |
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